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なぜ戻る?肩甲骨はがしをしてもらっても肩のつらさが戻る理由

肩甲骨はがしの施術をしている写真

肩甲骨はがしを受けると、その場は軽くなることがあります。ところが、数日で元のこりに戻るという声も少なくありません。施術の良し悪しだけではなく、肩甲骨の動きが一時的に変わっても、日常で繰り返す使い方までは変わっていないことが背景にあります。

この記事では、肩甲骨はがしをしてもなぜ戻るのか?について詳しく解説していきます。

目次

肩甲骨はがしとは

肩甲骨はがしは、肩甲骨と背中(肋骨)の間に手を入れるように動きを出し、肩甲骨まわりの動きをスムーズにする手技やストレッチの総称です。受けたあとは、肩が動かしやすく、軽く感じることがあります。ただし、変化の大きさや続く期間には個人差があります。

なぜ、はがしても戻るのか

ストレッチや手技で広げた動きは、短期的には改善しても、続けなければ元に戻りやすいことが報告されています。こりの背景に「肩を上げて使う癖」が残っていれば、はがして動きが出ても、また同じ使い方で肩をすくめにいくからです。

さらに、肩甲骨だけがスムーズに動くようになると、肩関節そのものが動かないまま、余計に肩甲骨の動きに頼るようになり、肩甲骨を動かす筋肉に負担が集中しやすくなってしまいます。私は現場で、この機序で症状が戻ったと考えられる方を何人も見てきました。これは戻る理由を断定するものではなく、動作を見直す手がかりの一つです。

「ほぐす・はがす」の位置づけ

ほぐす・はがすが無意味なわけではありません。動きの出にくい場所をいったんゆるめ、練習の入口を作るという意味では役に立ちます。ただし位置づけは「即効・一時的なリセット」であって、「根本的に戻らなくする対策」ではありません。ここを取り違えると、肩甲骨はがしに通い続けても振り出しに戻る、という繰り返しになりがちです。

「はがす」をしてから「使う」

肩甲骨はがしで動きやすくなったからこそ、その状態を維持するために動かすことが重要です。

肩甲骨まわりで言えば、肩をすくめて上げてしまうクセを、肩を下げたまま肩関節を動かすクセを作ることです。そうすることで、肩甲骨も動きやすく、肩関節も動きやすく負担を分散させながら過ごせるようになるはずです。

肩甲骨はがしのように外から動きを足すだけでなく、自分で別の動きを再現する練習へ比重を移すことが、同じ使い方へ戻り同じ症状に悩まなくするための大切な考え方です。

続けても変わらないと感じたら

肩甲骨はがしやマッサージのあとに同じ感覚へ戻る状態が続くなら、ゆるめる場所だけでなく、日常で繰り返している使い方にも目を向ける段階です。こりの構図そのものは、関連記事で整理しています。

まとめ

  • 肩甲骨はがしの後に軽く感じることはある。
    変化の大きさや持続には個人差があります。
  • はがすことと、日常の動作を変えることは役割が異なる。
    同じ使い方へ戻る場合は、腕の上げ方も確認します。
  • 外から動かすだけでなく、自分で再現する練習へつなげる。
    肩の上だけへ負担が集まらない動作を探します。
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